目次
- 一人暮らしの引越しには「単身引越しパック」か「単身プラン」がおすすめです
- 引越し料金を安くするためには、料金が安くなる日時や物件を選ぶなど5つのポイントがあります
- 一人暮らしの女性が引越しする場合、引越し挨拶は必要ありません
- お得に引越しするためには「単身引越しナビ」がおすすめです
一人暮らしのために引越しをする際、料金相場をあらかじめ知っておくと、引越し業者との交渉や予算立てなどに役立ちます。初めて一人暮らしをする人であれば、新たに購入しなければならない家具・家電などもあるでしょうし、引越しだけにお金をかけるわけにはいきません。
この記事では、一人暮らしの引越しに関する料金相場やおすすめの引越しプランなどをご紹介します。加えて、引越し料金を安くするためのポイントや一人暮らしの女性が引越しする際の注意点なども詳しく解説します。一人暮らしの引越しを検討している方は参考にしてみてください。
一人暮らしの引越し料金相場
引越し料金の相場は、引越し時期・荷物の量・移動距離に応じて変化します。条件によって変化する引越し料金をカテゴリー別に表で比較してみました。荷物量は、少ない場合でおよそダンボール15個、多い場合はダンボール30個程度を目安と考えます。
通常期(5~2月)と繁忙期(3~4月)では、同じ条件の引越しでも10%~15%ほど料金に差が出ます。また荷物の量が多ければ、必要なトラックの大きさが違います。トラックの大きさが変われば、料金も2倍近くになるので注意が必要です。
【通常期】
距離 | 単身
(荷物量が少ない) |
単身
(荷物量が多い) |
---|---|---|
〜15km未満(同一市区町村内) | 約34,376円 | 約45,379円 |
〜50km未満 (同一都道府県内) | 約36,049円 | 約48,860円 |
~500km未満(近隣エリア) | 約42,068円 | 約60,758円 |
500km以上(長距離エリア) | 約61,483円 | 約96,128円 |
【繁忙期】
距離 | 単身
(荷物量が少ない) |
単身
(荷物量が多い) |
---|---|---|
〜15km未満(同一市区町村内) | 約39,259円 | 約52,975円 |
〜50km未満 (同一都道府県内) | 約45,822円 | 約58,198円 |
~500km未満(近隣エリア) | 約54,620円 | 約71,510円 |
500km以上(長距離エリア) | 約67,202円 | 約111,650円 |
一人暮らしの引越しプランの種類
一人暮らしの引越しには、二つのパターンがあります。一つは、コンテナボックスを利用した「単身引越しパック」です。冷蔵庫や洗濯機、ソファーをはじめとする大型の家具・家電を持っていない方などに向いています。
もう一つは、2トンショートトラックなどを借り切る「単身プラン」です。こちらは、荷物の量に応じた大きさのトラックを用意するので、本棚やソファー、ベッドなどの大きな家具、ドラム式洗濯機や大型の冷蔵庫など大きめの家電を持っている方に向いています。
二つのプランをさらに詳しく比較してみました。
単身引越しパックとは
単身引越しパックは、既定サイズのコンテナに荷物を積み、ほかの荷物と一緒にトラックに乗せて運搬するスタイルです。届け先が近いほかのコンテナや荷物と一緒に積載するので、宅配便に近いサービスだと考えると良いでしょう。
荷物が多く一つのコンテナに収まらない場合は、コンテナの本数を増やして対応します。ソファーやベッド、ドラム式洗濯機などの大型の家具・家電が少ない単身者向けのプランとなっています。
コンテナのサイズや料金は、それぞれの引越し業者によって違います。立ち会いの見積もりなどがなく、荷物の量とコンテナの大きさがマッチするかは自分自身で見極める必要があるため注意しましょう。
【単身引越しパックのコンテナのサイズ例】
業者・プラン名 | コンテナのサイズ |
---|---|
日本通運
「単身パック」 |
|
ヤマトホームコンビニエンス
「わたしの引越」 |
|
サカイ引越センター
「小口便引越しプラン」 |
|
西濃運輸
「カンガルーMAX+1」 |
|
※2022年5月時点
単身引越しパックのメリット
単身引越しパックは、通常の引越しプランと比較した場合、料金が安い点と見積もりが不要な点がメリットです。忙しいスケジュールの合間を縫って、引越し業者の営業スタッフに立ち会ってもらい、見積もりを出す必要がありません。
おおよその引越し料金は、引越し業者の公式サイトなどにあるシミュレーション機能を使うことでわかります。
単身引越しパックのデメリット
通常の引越しは、荷物量の見積もりを営業スタッフが行ってくれます。しかし、単身引越しパックの場合は、荷物量の見積もりを自分自身で行う必要があるので注意しましょう。コンテナボックスのサイズは、引越し業者によって違います。自分の荷物が引越し業者のコンテナに収まるかどうかは、自分自身で見極めなければいけません。
コンテナボックスに収まりきらない大型の家具・家電は別送となる可能性が高く、その場合は追加の費用がかかります。また、宅配便に近い運搬システムのため、引越し当日に荷物が到着しない場合も少なくありません。
ダンボールなどの梱包資材は自分で用意する必要がある点にも注意が必要です。安さと手軽さが魅力の単身引越しパックですが、このようなデメリットを知ったうえで依頼しましょう。
単身プラン
単身プランは、通常の引越しと同じく2トンショートトラックなどを借り切るような引越しプランです。最初に営業スタッフの立ち会いのもと荷物量を見積もりしてもらい、積載トラックの大きさを決定します。
荷物に合わせた大きさのトラックを手配できるので、荷物の大きさや量に縛られることなく引越し作業を進められます。荷物が多いと思う方は、単身プランの方がおすすめです。
単身プランのメリット
単身引越しパックは荷物の大きさや量に制限がありますが、単身プランにはありません。荷物量に合わせてトラックを用意してもらえます。また積載から積み卸しまで同じスタッフが担当するので、荷物の紛失などの心配がありません。
ダンボールなどの梱包資材もプランに含まれている場合が多く、見積もりが完了したらすぐに荷物の梱包に取りかかれます。単身引越しパックと大きく違うのは、引越し当日に搬入と積み卸しが完了する点です。一日で引越しが完了し、予定を立てやすいのもメリットです。
単身プランのデメリット
トラックを1台借り切るので、単身引越しパックに比べて料金が高めになります。料金とサービス内容に納得できる引越し業者を見つけるためには、相見積もりをとることが重要です。
何社も見積もり依頼したり料金交渉したりする作業は、時間的な手間と精神的な負担がかかるでしょう。
一人暮らしの引越し料金を安くおさえるポイント
引越し料金は、同じ荷物量・同じ引越し先であっても工夫次第で数万円は安くおさえられます。ここでは、一人暮らしの引越し料金を安くおさえるポイントを五つご紹介します。
荷造り・荷解きを自分で行う
引越しのプランによっては、荷造りや荷解きを代行してもらえるサービスがあります。当然ながらオプションとなり、プラスの費用がかかります。引越し料金を安くおさえたい場合は、オプションでプラスの費用が生じないよう、自分でできることは自分で行いましょう。
また、すぐに使用する日用品や身の回りの物を自分で運搬するのも費用を安くおさえる工夫の一つです。
引越し料金が安くなる日時を選ぶ
引越し料金は、通常期と繁忙期で大きく違います。引越しが集中する3月半ばから4月上旬にかけては、引越し料金が最も高くなります。また、平日と休日を比べると、休日は料金設定が高くなります。時間帯でいうと午前は予約が集中するので、高めに設定されている場合が多いようです。
可能であれば、そういった料金が高く設定されている日時を避けましょう。時間帯の区分で、「時間指定なし」やフリー便を選択すると料金が安くなります。
敷金・礼金の少ない物件を選ぶ
賃貸物件への引越し先を予定している場合、敷金・礼金などの初期費用を低くおさえることも重要です。駅から距離がある物件や周囲にライバル物件が多い地域などでは、敷金・礼金を安く設定している場合があります。
引越し先の物件をしっかり比較検討して、敷金・礼金の少ない物件を選びましょう。
また、11~1月にかけては、引越しの通常期にあたります。場合によっては、敷金・礼金を下げてもらえる可能性もあるので、その時期に引越しを検討している方は交渉してみましょう。
フリーレントの物件を選ぶ
フリーレントとは、入居後一定期間の家賃が無料になる賃貸契約を指します。引越しの初期費用がおさえられるため、お得です。また、通常ではフリーレント物件ではないものも、時期によってキャンペーン対象になる場合があります。お得な情報がないか不動産会社のWebサイトを随時チェックしておきましょう。
なお、契約期間中に解約すると、違約金やフリーレント中に発生していたはずの家賃の支払いを求められる場合があります。さらに、家賃は無料でも管理費や火災保険料などの支払いは別に必要となる場合もあるので、契約時に確認しておきましょう。
学生なら学割を利用する
学生の場合は、学割を利用すればさらに費用が安くなる場合があります。学割プランを用意している引越し業者は限られていますが、単身引越しパックよりもお得なので、積極的に利用しましょう。
ほかにも大学生協が提供する学生向けプランも比較的安い費用で引越しが可能です。
一人暮らしの引越しの手順
一人暮らしの引越しの場合、ほとんどの引越し作業を一人で行うことになります。「引越し当日なのに準備が全然できていない……」などとならないよう、計画的に引越し作業を進めましょう。
限られたスケジュールのなかで効率よく引越しが完了するために、引越しの手順を「引越し前」「引越し当日」「引越し後」の3段階に分けて解説します。
引越し前にやること
引越しをスムーズに進めるためには下準備が大切です。次のリストを参考にやるべきことを整理してみましょう。
【引越し前にやること】
- 作業リストを作る
- 新居の契約
- 入居日の決定
- 引越しの見積もりをする
- 引越しの方法を決める
- 引越し業者を決める
- 不用品を処分する
- 荷造りを少しずつすすめる
- 各種手続きをする
引越しが決まったら、荷造りの前に不用品を処分していきましょう。少しでも費用をおさえたい場合、できるだけ荷物を少なくする必要があります。人に譲ったりリサイクルショップに売ったりする場合は、不用品の処分に時間がかかるので、計画的に進めましょう。
引越しプランで単身引越しパックを選んだ場合、荷物を入れるダンボールや緩衝材も自分で用意する必要があります。近隣のスーパーやホームセンターから無料でもらう以外に、宅配便業者やホームセンターで購入もできます。
書籍などは、大きいサイズのダンボールに詰めこみすぎると、重くて持ち上げられなくなるので注意が必要です。また、ダンボールの大きさをそろえておけば、コンテナやトラックのスペースを無駄なく使用できます。
一人暮らしの引越しに必要なダンボールの数
一人暮らしに必要なダンボールの目安は平均10〜15個です。ただし、ワンルーム/1Rと1DKでは荷物の量に差があることは留意してください。1DKの場合は、ダンボールが20個以上になることを想定しておきましょう。
当然のことながら、部屋が増えれば荷物も増えます。あくまでも目安ですが、1部屋増えるごとにダンボールの数は10個ずつ増えると考えましょう。
引越し当日にやること
事前の準備をしっかりしておけば、引越し当日にやることは、荷物の搬出・搬入がメインです。そのほか重要なことは次のとおりです。
【引越し当日にやること】
- 旧居にてガスの使用停止の立ち会い
- 旧居の掃除
- 旧居のブレーカーを落とす
- 旧居の鍵の受け渡し
- 引越し料金の支払い
- 荷物の搬出
- 新居の鍵を受け取る
- 電気、ガス、水道の使用開始
- 新居でガスを使用する場合はガス会社の立ち会い
- 荷物の搬入
- 管理人や近所への挨拶
荷物の搬出・搬入がメインといっても、旧居での掃除や手続きなどは最後までしっかり行いましょう。漏れのないようリストにし、予定に組み込んでおくことをおすすめします。
ガスの使用を始める場合は、ガス会社に来てもらって立ち会いが必要です。そのための事前連絡も忘れずにしておきましょう。
引越し後にやること
引越し後にやることは、主に手続き関係が中心です。漏れのないようリストを作っておくと良いでしょう。
【引越し後にやること】
- 荷解き、ダンボールの片付け
- 各種住所変更手続き
- 市区町村役所(場)での転居・転入届
各種住所変更で手続きするべきものは、マイナンバー・印鑑登録・社会保険・国民健康保険・免許証・車庫証明・車検証・インターネット・クレジットカード・銀行口座・通販サイト・パスポートなどです。チェックリストを作り、一つずつ手続きしていきましょう。
不要になったダンボールは、引き取りサービスを提供している引越し業者もあります。いつまでも不要になったダンボールが処分できない状態だと、新居での生活もなかなか落ち着きません。不要になったダンボールをどのように処分すれば良いかも調べておきましょう。
一人暮らしの引越しでやることのチェックリストについてはこちらの記事もチェック
一人暮らしの女性が安心して引越しするコツ
引越しの際、周囲の住民へ挨拶することが一般常識です。引越しの挨拶をしておくことで、困ったときに助けを求めやすくもなります。しかし、女性の場合は反対にリスクになる可能性もあるので注意が必要です。
女性が一人暮らしだとわかると、防犯上のリスクが高まります。また近隣の住民とトラブルになった際、女性一人だからと侮られたり強気の態度で出られたりする可能性も少なくありません。
そういったリスクを避けるために、あえて引越し後の挨拶をしないという選択肢もあります。どうしても挨拶しておきたい場合は、身内や恋人など男性と一緒に行くようにしましょう。
女性の一人暮らしについてはこちらの記事もチェック
一人暮らしの引越しなら「単身引越しナビ」がおすすめ
電話なしで、かつ引越し業者とのやり取りを極力少なくしたい方には当サイトが提供する定額引越しサービスの「単身引越しナビ」がおすすめです。荷物の制限は2トンのショートトラックに載せられるだけなので料金体系も非常にわかりやすく、見積もりの時間が削減できるようになっています。
大型の家具・家電があっても、既定のサイズに収まるのであれば料金は変わりません。信頼できる数多くの提携事業者がいるから希望日でのお引越しが可能です。また電話対応は単身引越しナビかマッチングした引越し業者だけなので安心して利用できます。しつこい営業電話も、訪問見積もりもないので、じっくりと引越し準備を進められるでしょう。
こちらから電話することはなく、ネットから申し込んだら、マッチングできるまで待っていればOK。申込み手続きもネットで完結します。引越し業者が見つかったら、あとは当日までに梱包を済ませるだけです。梱包で使うダンボールも20枚ついてくるので、梱包資材の調達は必要ありません。時間のない人、できるだけ手間を少なくして引越ししたい人は、ぜひ利用してみてください。
また「単身引越しナビ」では、電気、水道、ガス、インターネットなどの解約、変更手続きの無料代行を行ってくれる提携事業者がいます。 無料代行を希望する方は、リクエスト予約か申込時に無料代行を希望すると申告するだけで、あとは代行業者からの連絡を待つだけです。 手続きが一気に楽になるので、ぜひ引越しを楽に行いたい方はぜひ一度見積もりをとってみてください。
「単身引越しナビ」が利用できる方には次のような条件があります。
- 荷物量は2トンのショートトラック
- 引越しの移動距離は31㎞以内
- 対応エリアは、札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリア
- 15階以下の低中層住まいまで
- エレベーターなしは5階まで
- 建物前まで2トンのショートトラックが通行できる
「単身引越しナビ」が提供する単身引越しの定額パックは2トンのショートトラックの積み切りパックで、たとえば通常期の平日で31km未満の移動距離であれば29,480円(税込)です。 ただし、札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリアの引越し限定であるほか、建物の種別による条件もあるため、まずはご自身の引越しに適しているかどうか、リクエスト予約をしてみましょう。
定額の条件に当てはまらない方には、個別に見積金額の提示もしてくれます。
まとめ
一人暮らしの引越し料金は、荷物・引越し時期・移動距離によって決まります。しかし、同じ引越し先であっても選ぶ引越し業者やプランによって数万円の差が生まれます。少しでもお得に引越しをしたい方は、安くおさえるポイントを知り、希望の予算や荷物量に合ったプランを選びましょう。
今回ご紹介した「単身引越しナビ」も、ぜひご活用ください。