目次
- 引越し見積もりは各引越し業者や一括見積もりサイトなどの専用フォームから依頼をするのが基本です
- 専用フォームでの見積もり依頼後のやりとりをメールで行う引越し業者はあります
- 専用フォームを経由せず最初からメールでやりとりを行うのは難しいでしょう
転居が決まったら最初に行うのが引越し業者への見積もり依頼です。しかし日中は忙しく、見積もり依頼の電話をかけることが難しい方も多いでしょう。
そこで今回は、引越し見積もりをメールのみで行う方法をご紹介します。電話見積もり、訪問見積もりとの違いや、それぞれのメリット・デメリット、注意点などもあわせて解説します。
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メールのみで引越し見積もりは可能
対応できる引越し業者は限られているものの、引越し見積もりをメールのみで行うことは可能です。しかし一般的には、引越し見積もりは各引越し業者のWebサイトや、一括見積もりサービスの専用フォームから依頼します。
メールのみでの見積もりを行なっていない引越し業者や、特定のサービスだけメールでの見積もりに対応している引越し業者もあるので注意しましょう。
メールのみで引越し見積もりを取るメリット
引越し見積もりは、担当者が依頼者の自宅を訪れ、荷物量や搬出経路、周辺環境などを直接確認する「訪問見積もり」が一般的です。
しかし、訪問見積もりは依頼者の立ち会いが必要となるため、日中忙しい方は依頼しづらいのがデメリットです。また、一人暮らしの女性など、自宅への訪問に抵抗を感じる方もいるでしょう。
このような問題もメールのみの見積もりなら解決します。メールでの引越し見積もりには、ほかにも以下のようなメリットがあります。
- 自分のペースで引越しプランや見積もりを検討できる
- 相見積もりを取った場合、対面や電話よりも断りの連絡を入れやすい
自分のペースで見積もりが取れる
メールで見積もりをするメリットは、24時間いつでも申し込める点です。
訪問見積もりのように引越し業者を自宅に招く必要がないため、時間帯を気にする必要がありません。仕事や転居準備で忙しい時期でも、空き時間を利用して効率的に進められます。
また、引越し料金を安くおさえたい方は、複数の引越し業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめ。各社の特徴や料金、プランなどを比較検討することで、自分のニーズにあった業者を選べるでしょう。
自分のペースで引越し準備を行いたい方は、メールでの見積もりを上手に活用しましょう。
対面や電話よりも断りやすい
複数の引越し業者から見積もりを取る「相見積もり」を行う場合、最終的に依頼するのは1社のみになるため、そのほかの業者には断りの連絡をしなければなりません。
対面や電話で見積もりを取ると、見積もり担当者とのコミュニケーションのなかで、さまざまなサービスを提示されることがあります。営業上手な引越し業者は、顧客の心を掴むのも得意です。担当者に親近感を抱き「あれだけサービスしてもらったのに断るのは申し訳ない」と、精神的な負担を感じる方もいるでしょう。
メールでの見積もりは対面でのコミュニケーションがなく、事務的なやり取りが中心です。断りの連絡もメール1本で完了するため、対面や電話よりも気楽に引越し業者を決められるでしょう。
メールのみで引越し見積もりを取るデメリット
メールでの引越し見積もりは、自分のペースで見積もり依頼を行える点や、断りの連絡を入れやすい点がメリットです。しかし、メールのみの見積もりには以下のようなデメリットも存在します。
- 受けられるサービスが少なくなる恐れがある
- 訪問見積もりよりも手間や時間がかかる
- 細かい質問がしづらい
対応しているサービスが少ない
メールでの見積もりを行う引越し業者は少なく、受けられるサービスも限られています。
特に荷物量の多いファミリープランでは、メールのみで見積もりを行っている引越し業者はほとんどありません。そのため、ファミリーで引越しをする場合は、最初からすべてをメールで行うことにこだわらない方が良いでしょう。
初回のやり取りは専用フォームや一括見積もりサイトを利用し、その後はメールに切り替えるなど臨機応変に対応してみましょう。
細かい質問がしづらい
メールのみでの見積もり依頼は、手間や時間がかかるのもデメリットです。メールは、細かな情報を伝えたり、質問したりするときに最適な手段とは言えません。
人は、言葉以外にも表情やジェスチャー、声色などで相手の意図を理解します。しかし、メールでは言葉以外の情報は伝わらないため、密なコミュニケーションが取りづらくなります。さらに、対面や電話での質問なら、納得できるまで口頭で聞き返せますが、メールは逐一文章にして返信を待たなければなりません。
また、メールのみで引越しを依頼した場合、見積もりに必要となるすべての情報を文章にして送らなければなりません。家具の数や大きさ、荷物量などをリストアップし、引越し時間の調整や値引き交渉なども文章で行う必要があります。
引越しの準備に向け多くの疑問を解消しなければいけないなかで、何度もメールでやり取りを重ねるのは、かえって非効率となるでしょう。もしやり取りが増えそうな場合は、対面や電話、Zoomなどのオンラインでのコミュニケーションを適宜加えるのがおすすめです。
メールのみで引越し見積もりを依頼できるケース
荷物量が少ない単身引越しの場合は、引越し業者がメールでの見積もりサービスを行っていることがあります。
また、一括で複数の引越し業者に見積もりが依頼できるサイトを利用すれば、手軽に相見積もりが取れます。
なかには、必要な情報を入力するだけで最適な引越し業者を紹介してくれる便利なサービスもあるので、「引越し料金を安くおさえたいけれど、業者を比較する時間がない」という方は、ぜひ活用してみましょう。
メールのみで引越し見積もりを依頼できないケース
引越し業者が見積もりをする際は、荷物の量や部屋の間取り、周辺環境、運搬距離など、さまざまな条件を考慮して見積もり金額を決定します。専用フォームではなくメールのみで引越し見積もりを行う場合は、これらの情報を自己申告しなければなりません。
しかし、規模の大きい引越しほど、申告内容と実際の荷物量が異なる可能性も高くなります。引越し当日になって、申告よりも荷物が多かったり、大型家具・家電の搬入・搬出にクレーンが必要だと判明したりすると、追加料金が発生してしまうケースもあります。
このためファミリー向けプランなどでは、メールのみでの見積もりに対応していない引越し業者が大半です。
メールのみで引越し見積もりを依頼する際の注意点
時間や場所の制約がないメールのみの見積もりは非常に便利です。しかし、場合によっては追加料金を請求されたり、通常の見積もりよりも手間がかかったりするため注意が必要です。以下の点には特に気を付けましょう。
- 荷物量を見誤る可能性がある
- 搬入・搬出にクレーンが必要な場合がある
- 意外と手間がかかることがある
荷物量を見誤る可能性がある
メール見積もりでは、荷物量の申告や周辺状況の確認など、本来見積もりのプロが行うことを自分で行わなければなりません。また、依頼者が自分で荷物量を申請するため、引越し業者との間で認識に相違が生まれることがあるので注意が必要です。
たとえば、別途梱包が必要なタンス・押し入れの中身を申請し忘れたり、荷物量とは別に申告しなければならない種類の家具を申告し忘れたりすることがあります。
引越し業者が引越し当日に旧居を訪れた際に、見積もりで申請した荷物量が過少であることが判明した場合、追加料金を取られることもあるため注意しましょう。
意外と手間がかかる
メールのみで引越し見積もりを行う際、意外と手間がかかるという点にも留意しておきましょう。
見積もりを取るためには、荷物量だけでなく、住居情報や周辺情報を送らなければなりません。家具のサイズやダンボールの量、荷物の運搬導線の確認、エレベーターの有無とサイズ、トラックの駐車可能場所の確認など、さまざまな点を確認しておく必要があります。
また、荷物量は正確に把握し、すべてリストアップしなければなりません。そのうえで値引き交渉やサービスについての希望、疑問点の解消、日程や時間の調整などを行うとなると、かなりの量のメールを作成する手間が発生する可能性があります。
メールでの引越し見積もり以外に料金を確認する方法
メール以外で引越し見積もりを依頼したい場合は、電話見積もりと訪問見積もりの2つの手段があります。それぞれのメリット・デメリットについてみていきましょう。
電話見積もり
電話見積もりは、電話口の担当者の質問に答えて見積もりを取る方法です。荷物量の確認や周辺状況の確認を電話で行うため、20〜30分ほどかかることを想定しておきましょう。
メリット
電話見積もりのメリットは立ち会いの必要がないことです。電話口で質問に答えることで見積もりが完了するため、訪問に備えて部屋を掃除する手間が省けたり、一人暮らしの女性も安心して見積もりが取れたりと、訪問見積もりにありがちなデメリットが解消されます。
また、引越しに必要な情報や注意点をプロである担当者と直接会話しながら見積もりができるので、メール見積もりと比べると荷物量の認識に差異が生まれにくく安心です。自宅にインターネット環境がなくても見積もりを取れるので、パソコンやスマホの操作が苦手な方も手軽に利用できます。
デメリット
電話見積もりのデメリットは、受付時間が決まっている点です。
電話見積もりでは荷物量や周辺環境に関する質問に答えながら見積もりを行うため、在宅時に申し込むのが好ましいでしょう。
そのため、20〜30分の電話が難しい場合は、電話見積もりを依頼できません。さらに、複数の引越し業者から見積もりを取ろうとした場合は、業者の数だけ電話をかけなければならないため、手間や時間がかかります。
また、電話見積もりでは引越し料金が高めに設定されているケースも多くあります。依頼者の申告が正確ではない場合を見越して、あらかじめ荷物量に余裕を持たせるためです。
荷物量を見誤って当日トラブルになることがないように、電話見積もりで受け付けられる荷物量に制限がある場合もあります。
訪問見積もり
引越し見積もりを取る方法として最も一般的な方法が訪問見積もりです。引越し業者の見積もり担当者が自宅を訪れ、見積もりに必要な情報を直接確認します。
メリット
訪問見積もりのメリットは正確な見積もりができる点です。引越し見積もりのプロが荷物量や家の周辺情報を直接確認するため、適切な見積もりの詳細が出せます。
引越し当日のスケジュールも直接打ち合わせができるのも安心な点です。担当者と対面でコミュニケーションが取れるため、細かな疑問点が解消でき、スムーズに引越しの準備に取り掛かれるでしょう。
また、無料でオプションサービスや訪問見積もり限定のサービスを提供してくれる引越し業者もあるので、ほかの見積もり方法よりもお得な場合もあります。
デメリット
訪問見積もりのデメリットは見積もりにかかる20〜60分のあいだ、見積もりに立ち会わなければならない点です。
担当者が間取りや荷物量を直接確認して見積もりを行うため、プライベートな空間に初対面の人を招かなければなりません。正確な荷物量を把握してもらうために、事前に部屋を片付けておく必要もあります。
また、複数の引越し業者から見積もりを取る際は、引越し業者の数だけ立ち会いの予定を調整しなければならず、さらに時間がかかります。担当者から対面で営業を受けるため、断りづらくなってしまうのもデメリットでしょう。
手間をかけずに引越し見積もりを依頼する方法
日中が忙しく電話見積もりの受付時間内に電話ができない方や、訪問見積もりをせずに見積もりを取りたい方は、メール見積もりや一括見積もりを活用しましょう。
しかし、メール見積もりや一括見積もりであっても、電話番号やメールアドレスを登録しなければならないサービスには注意が必要です。連絡先を登録することで、さまざまな引越し業者から電話がかかってきたり、営業メールが大量に送られてきたりすることがあります。
たくさんの引越し業者から見積もりの電話がかかってくるのが面倒な場合は、電話番号の登録が必要のないサービスを選びましょう。どうしても電話番号の登録が必要なサービスを使いたい場合は、詳細記入欄や備考欄などに電話でやりとりをしたくない旨を明記しておくのがおすすめです。
手間をかけずに見積もりを依頼できるサービス
最後に、「電話や訪問での見積もりは面倒だけれど、メール見積もりも手間がかかりそうだな」という方におすすめのサービスを紹介します。
単身引越しナビ
面倒な電話やメールの対応、時間や場所の制約を受けずに引越しをしたい一人暮らしの方は、当サイトが運営する「単身引越しナビ」を検討してみると良いでしょう。
札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリアにおいて単身での引越しをお考えの人にぴったりのサービスです。Webサイト上にて引越し情報や希望日程を入力するだけで、条件に合う最適な1社をマッチングして紹介してもらえます。
また、電話番号などの個人情報はマッチングした引越し業者1社のみに提供されるため、一般的な一括見積もりサービスのように、複数の引越し業者から営業の電話やメールがくることがありません。
基本料金は29,480円(税込)〜で、条件に応じて休日・祝日料金やシーズン料金がプラスされる仕組みです。会社によって料金が変わることのない定額制なので、複数の会社への見積もり依頼や価格交渉の手間を省けます。さらには、荷造りの必需品である梱包用ダンボールが20枚まで基本料金に含まれる点も大きな魅力です。一般的な一人暮らしであれば、衣類や細かなものを十分に梱包できるでしょう。
一人暮らしを始める際は色々な準備や手続きに追われ、自力で複数の引越し業者から見積もりを取るのは大変です。「引越し業者選びに割く時間がない」と不安を感じている人は、ぜひ利用を検討してみてください。
まとめ
メールのみで引越し見積もりを行う場合、時間や場所に左右されずに見積もりが取れるメリットがあります。
しかし、そもそも提供している引越し業者やサービスが少ないことや思っているより手間がかかること、追加料金が発生する可能性があるなどのデメリットもあるので注意が必要です。
札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリアの単身者の方は、引越し業者との煩わしいやり取りが不要で、安心の定額料金の「単身引越しナビ」を利用し、スムーズに引越しをしましょう。
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