目次

- 引越し料金は距離に応じて変動するため近所への引越しは料金が安く済みます
- 引越し業者を使わずに引越すことで引越し費用をおさえるという方法もあります
- 同一市区町村内での引越しの場合でも「転居届」の提出を忘れずに行いましょう
引越しの料金は運搬する荷物量や旧居と新居の距離、引越しの時期などによって変動します。「近場の引越しは安いだろう」と安心していたにもかかわらず、実際は予想よりも料金がかかることもあるでしょう。そこでこの記事では、引越す場合の料金相場や、費用をおさえて引越すコツについてご紹介します。
引越しにかかる料金相場
引越しにかかる料金の相場はどれくらいなのでしょうか。引越しにかかる料金は、時期や人数によっても大きく変化します。ここでは、時期や人数に応じた引越しの料金相場について、それぞれ具体的な目安を紹介します。
【時期別】引越し料金の相場
引越し料金は、時期によって大きく変化します。人数に応じた月ごとの引越し料金の相場(15km未満から50km未満の場合)をまとめると、以下のとおりです。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一人 | 約30,900~34,600円 | 約35,600~37,900円 | 約50,600~62,500円 | 約39,000~45,200円 | 約32,000~37,300円 | 約32,800~35,800円 | 約33,000~36,100円 | 約31,200~35,000円 | 約31,900~38,200円 | 約31,400~36,300円 | 約33,400~36,000円 | 約31,700~36,100円 |
二人 | 約60,400~64,200円 | 約69,600~79,400円 | 約96,000~108,100円 | 約77,500~90,300円 | 約60,800~77,000円 | 約58,700~75,000円 | 約61,500~65,600円 | 約64,100~71,700円 | 約62,200~70,700円 | 約60,400~78,700円 | 約57,600~72,900円 | 約62,700~73,800円 |
三人 | 約73,000~78,700円 | 約77,600~95,000円 | 約121,100~141,400円 | 約91,700~120,700円 | 約75,400~92,900円 | 約72,700~140,700円 | 約77,100~79,100円 | 約74,600~84,100円 | 約68,400~89,900円 | 約70,100~102,000円 | 約74,600~107,300円 | 約71,200~91,600円 |
四人 | 約75,800~104,800円 | 約83,000~114,200円 | 約125,700~160,200円 | 約109,300~122,700円 | 約77,900~109,300円 | 約75,500~141,100円 | 約81,300~116,600円 | 約77,000~89,600円 | 約80,600~107,400円 | 約77,200~108,600円 | 約82,000~112,800円 | 約74,100~104,000円 |
五人 | 約85,100~144,300円 | 約99,100~140,500円 | 約134,800~225,500円 | 約159,700~169,100円 | 約104,000~172,800円 | 約91,200~184,000円 | 約99,900~162,000円 | 約89,400~138,900円 | 約111,800~147,700円 | 約94,400~177,900円 | 約106,400~149,400円 | 約95,600~143,300円 |
引越し料金が特に高くなるのは3月です。3月は学校の入学や職場の異動などが多く、たくさんの人が引越しをします。
一方、引越し料金が1年のうちで最も安くなるのは1月となっています。
【人数別】引越し料金の相場
引越しをする人数によっても、引越し料金はそれぞれ異なります。また、引越し先が遠いほど引越し料金は高くなります。人数に応じた引越し料金の相場は、以下のとおりです。
【通常期】
一人 | 二人 | 三人 | 四人 | 五人 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 29,570円 | 47,020円 | 54,210円 | 68,000円 | 73,500円 |
~50km未満 | 41,520円 | 59,540円 | 67,570円 | 82,740円 | 88,240円 |
~200km未満 | 71,080円 | 82,080円 | 95,640円 | 120,460円 | 131,460円 |
~500km未満 | 88,460円 | 97,460円 | 111,020円 | 135,830円 | 146,830円 |
500km~ | 101,830円 | 112,830円 | 126,400円 | 151,210円 | 162,210円 |
【繁忙期】
一人 | 二人 | 三人 | 四人 | 五人 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 35,480円 | 84,640円 | 97,590円 | 122,400円 | 132,300円 |
~50km未満 | 49,830円 | 107,170円 | 121,630円 | 148,930円 | 158,830円 |
~200km未満 | 85,290円 | 147,470円 | 172,160円 | 216,830円 | 236,630円 |
~500km未満 | 103,750円 | 175,420円 | 199,840円 | 244,510円 | 264,310円 |
500km~ | 122,200円 | 203,100円 | 227,520円 | 272,190円 | 291,990円 |
引越し料金を安く済ませる方法
引越し料金は時期や人数によって変わるため、場合によっては高額になる可能性もあります。引越し料金を安く済ませるためには、さまざまな工夫が必要です。ここでは、引越し料金を安く済ませる方法について詳しく説明します。
自力で引越し作業を行う
引越し業者を利用せずに自力で行う選択肢もあります。たとえば、自分で用意した車に荷物を載せて運んだり、少量の荷物であれば宅配便を利用して配送したりすることも可能です。ただし、自力で大型の家具・家電を運ぶ際は大きな車が必要になります。マイカーをお持ちでない方は、レンタカー業者からバンやトラックなどをレンタルすることも検討しましょう。
なお、自力で引越す方法は引越し業者を利用するよりも安く済むというメリットがある一方、引越し業者を利用しないことによるデメリットもあります。以下では、自力で引越しをする際のポイントについて解説しています。それぞれの引越し方法のメリット・デメリットを理解して、自分に適した方法を選びましょう。
自力での引越しについてはこちらの記事をご覧ください。
引越し料金の安い事業者に依頼する
近所に安く引越すためには、引越しのタイミングなどに加えて引越し業者の選択も重要です。引越し業者によって引越し料金はそれぞれ異なります。同じ時期や人数での引越しであっても、どの引越し業者を選ぶかによって料金が大きく変わります。そのため、引越し業者を探すときは1社の料金だけでなく、複数社の料金を比較することが大切です。
同じ条件で見積もりを出してもらうと、どの事業者に依頼すれば引越し料金が安くなるかわかります。料金とともにサービス内容の内訳もチェックし、納得して依頼できるところを選びましょう。
料金が安い引越し業者をスムーズに探すためには、比較ができるサービスを利用すると便利です。
複数の引越し業者の見積もりを比較することや、たくさんの事業者から電話がかかってくるのが煩わしいと思う方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが当サイトが運営する「単身引越しナビ」です。

荷物の制限は2トンのショートトラックに載せられるだけなので料金体系も非常にわかりやすく、見積もりの時間が削減できるようになっています。
大型の家具・家電があっても、既定のサイズに収まるのであれば料金は変わりません。信頼できる数多くの提携事業者がいるから希望日でのお引越しが可能です。
また電話対応は単身引越しナビかマッチングした引越し業者だけなので安心して利用できます。しつこい営業電話も、訪問見積もりもないので、じっくりと引越し準備を進められるでしょう。
こちらから電話することはなく、ネットから申し込んだら、マッチングできるまで待っていればOK。申込み手続きもネットで完結します。
引越し業者が見つかったら、あとは当日までに梱包を済ませるだけです。梱包で使うダンボールも20枚ついてくるので、梱包資材の調達は必要ありません。
時間のない人、できるだけ手間を少なくして引越ししたい人は、ぜひ利用してみてください。
【引越し業者に依頼する場合】引越し料金を安く済ませるコツ
引越し作業を事業者に依頼しつつ料金を安く済ませるには、さまざまなコツがあります。コツを押さえて引越し業者を探せば、より安く引越しができる可能性があります。たとえば、時間帯や曜日を工夫したり、自分たちでできることは自分たちで対応したりすると効果的です。引越し料金を安く済ませる具体的なコツをまとめると、次のとおりです。
- 相見積もりを取る
- 繁忙期や土曜日・午前中を避ける
- 午後便や帰り便、混載便を利用する
- 単身引越しパックを利用する
- 自分でダンボールを用意する
- 値引きを交渉する
無理のない範囲でコツを意識し、引越し料金を安く済ませましょう。以下では、それぞれのコツについて詳しく解説します。
相見積もりを取る
相見積もりとは、複数の引越し業者から見積もりを取ることです。同じ条件を提示して相見積もりを取ると、複数の事業者の料金を比較できます。そのため、相場を把握でき、最も料金が安い事業者はどこなのかわかります。引越し料金の値下げについて交渉したい場合、その引越し業者よりも安い料金を提示している他社の見積もりを提示すると話が進みやすいです。
相見積もりを取る方法は、以下の2つに大別できます。
- 業者へ直接依頼する
見積もりを取りたい引越し業者へ直接連絡すると、見積もりを出してもらえます。ただし、相見積もりでは複数社から見積もりを取る必要があるため、時間や手間がかかります。 - 一括見積もりサービスを利用する
一括見積もりサービスは、情報を1回登録するだけで複数社の見積もりを出せるサービスです。スムーズに相見積もりができるため、引越しの準備で忙しい場合でも時間を有効活用できます。
繁忙期や土曜日・午前中を避ける

引越し業界では、進学や就職、転勤など引越しを伴うイベントの多い3月中旬~4月上旬が繁忙期にあたります。多くの引越し業者では繁忙期の引越し料金を高く設定しており、さらに予約も取りづらくなるため、可能な限り繁忙期を避けて引越すことをおすすめします。
また、月のほかに曜日や開始時間帯によっても引越し料金は変わります。土曜日は、土日休みの方の場合、日曜日に片付けをしたり疲れた体をゆっくり休ませたりできるため人気があり、その分引越し料金が高くなります。時間帯は、早く引越し作業を終わらせられる午前中が人気です。
長い時間と大きな負担がかかる引越し作業では、「午前中に引越し作業を終わらせて、午後はゆっくり過ごしたい」と考える方が多いようです。したがって、なるべく安く引越したい場合は、できるだけ繁忙期を避け、平日や午後便を狙うと良いでしょう。
引越しの時期についてはこちらの記事をご覧ください。
午後便や帰り便、混載便を利用する
引越し業者を利用する場合、午後便・帰り便・混載便などを利用しても安く引越せます。
午後便は、午後から引越し作業を行うことで、午前便と比べて料金相場が安く設定されているのが特徴です。
また、帰り便は配送の済んだ引越しトラックの空きスペースを利用したサービスです。引越しトラックは引越し作業を終えて営業所へ戻る際、トラックの荷台に空きスペースがあるため、この空きスペースを活用して荷物を運搬します。
そして、混載便は同じ方面に引越す依頼者の荷物を、まとめて同じトラックで運ぶサービスです。1台のトラックの荷台スペースをより無駄なく使えるため、低コストでの運搬が可能になり、その分引越し料金もおさえられます。
単身引越しパックを利用する
単身引越しパックとは、単身者向けの引越しサービスで、1人分の荷物を積むためのコンテナボックスが用意されています。通常の引越しプランよりも料金が安く設定されているので、一人暮らしで引越しをするならぜひ利用しましょう。料金が安い理由は、単身引越しパックの専用のボックスは複数人分をまとめてトラックに積めるため、運送費や人件費を安くおさえられるからです。
ただし、大型家具・家電を運びたい・また荷物が多い場合はボックスに収まらず別費用で運ぶ羽目となり、費用がかさんで安くならない場合もあるため、運びたい荷物が単身引越しパックで足りるかどうか、事前に確認をしましょう。
自分でダンボールを用意する
荷物をまとめるためのダンボール代も引越し料金に含まれているなら、自分でダンボールを用意すると引越し料金を安くできます。スーパーやドラッグストアによっては、使用済みのダンボールを配布しているところもあります。新しいダンボールを使用したい場合は、ホームセンターや通販などで購入しましょう。
値引きを交渉する
引越し料金は、交渉によって値引きされる場合もあります。値引き交渉する際は、以下のことを意識すると成功しやすいでしょう。
- 相見積もりを取っていることを伝える
- すぐに決めない
- ほかのサービスを経由して紹介してもらう
- 契約前に改めて交渉する
【自力・引越し業者共通】引越し料金を安く済ませるコツ
自分で引越しをする場合と引越し業者に依頼して引越しをする場合のいずれであっても、事前に不用品を処分すると引越し料金を安くおさえやすくなります。運ぶ荷物が少なくなれば、その分だけ引越し料金が安くなるためです。
また、状態が良い不用品なら売却できる可能性もあり、引越し費用に充てられます。引越し先で使用しない物がないかチェックし、引越し料金の節約につなげましょう。
まとめ
この記事では、近所に引越す場合の料金相場や安く引越すためのコツ、引越しに伴う注意事項などを紹介しました。近距離での引越しは比較的料金を安くおさえることが可能です。工夫を凝らし、さらにお得な引越しを実現しましょう。