引越しは疲れる?見積りや荷解き等を楽に行うコツを紹介!

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summary
  • 引越しは非日常的なイベントで多岐にわたる作業を伴うため疲れます
  • 特に慣れない作業で疲れを感じやすい「荷造り」は工夫をすることで疲れを軽減できるでしょう
  • 引越し当日や前後にやるべきことを事前に把握しておくと心のゆとりにつながります

引越しは楽しみである反面、準備に疲れやストレスを感じ方もいるかもしれません。引越し会社への見積り依頼や荷造り・荷解き、役所への手続きなど、引越し時にはさまざまな作業を行う必要があるためです。

しかし、あらかじめ各作業のコツを押さえることで疲れる原因をぐんと減らせます。そこで、この記事では引越しが疲れる理由に注目しながら、引越し作業全般を楽に行うコツをまとめました。

引越しが疲れる理由

頭抱える女性

引越しが疲れる理由は、主に二つあります。一つめは、引越しが「非日常的なイベントであるため」、そして、二つめは「引越し作業が多岐にわたるため」です。

なかには頻繁に引っ越すような引越し好きな人もいるかもしれません。しかし、多くの人にとって引越しは非日常的なイベントであり、単に新生活への楽しみだけでなく緊張や疲れを感じやすいものです。

さらに、引越し作業は物件探しからはじまり、引越し業者の手配や荷造り、各種手続きまで多岐にわたります。また、一般的に引越し準備開始から完了までには1~2ヶ月以上かかるといわれており、その間は自身の仕事や学業と並行して準備を行わなければなりません。普段の生活よりも精神的・肉体的に負担がかかりやすく、疲労感に悩まされるケースが多いでしょう。

引越しの準備についてはこちらの記事をご覧ください。

引越しで特に疲れるのはいつ?

引越しをするうえで特に疲れる作業としては、「荷造り」が挙げられます。荷造りとは、引越しの際に新居に持っていく荷物をダンボールなどに詰める作業のことです。持ち物が少ない方はそこまで負担に感じることはないかもしれませんが、自宅が物で溢れている方にとっては大きな負担となります。

もしも荷造りにストレスを感じる場合は、荷造りの代行サービスを提供している引越し業者を利用してみてはいかがでしょうか。その分費用はかさみますが、まとまった時間を確保できない場合や片付けが苦手な方におすすめの方法です。

引越しで疲れないコツ

引越し時の疲れを軽減するポイントは、やるべきことを事前に把握しておくことです。まずは引越しに伴う作業を時系列でリストアップし、必要な作業をカレンダーに書き込むなど工夫をしながら引越し準備を進めていきましょう。

また、複数の作業を並行して行う必要があるため、友達や家族など頼れる人がいる場合は協力してもらいましょう。特に完璧主義な方や真面目な方は、すべての準備をひとりでこなそうと抱え込んでしまう傾向がありますが、頼れる人がいる場合は手伝いをお願いするなど、負担を分散することも疲れを軽減するコツです。

見積り依頼を工夫する

引越しの際は、見積りの手間を省くために「一括見積りサイト」を利用するケースが多いかもしれません。一括見積りサイトなら複数の業者に一括で見積りを依頼できるため、効率的に料金比較をしたい場合に向いています。

ただし、一般的な一括見積りサイトでは結局社ずつ電話・メールで引越し条件を伝えて価格交渉をする必要があり、逆に大変になる可能性もあるため注意しましょう。なかには電話見積りが不要のところや、おすすめの1社のみを紹介してくれるサービスもあるので、そういったサイトを試してみるのも一つの方法です。

引越し見積りのポイントについてはこちらの記事をご覧ください。

荷造り・荷解きを工夫する

引越し準備の大半を占めるのは荷造り・荷解きなので、なるべくスムーズに作業を進められるように工夫することも大切です。一般的には荷造りかかる期間の平均は1週間程度ですが、余裕をもって1ヶ月前~2週間前には荷造りを始めるとよいでしょう。

ちなみに、荷造りには大きく分けて「整理・処分」「梱包」の2ステップがあります。まずは自分の荷物量を把握し、荷造りにかかる日数の目安を算出しておくことが焦らずに準備を進めるポイントです。

また、新居に荷物が運び込まれた後の荷解きも、ある程度は作業計画を立てておきましょう。荷物量にもよりますが、荷解きにはおおよそ1週間~1ヶ月もの時間がかかります。後回しにすればするほど面倒に感じやすいタイプの方は、引越し直後の勢いに任せてなるべく早く荷解きを進めましょう。逆に計画的にコツコツと取り組みたい方であれば、1ヶ月程度など長期にわたってゆっくりと荷解きを進めるのもよいでしょう。

ただし、引越し日が雨の場合には、搬入したダンボール箱が濡れている可能性があります。濡れたダンボールを放置するとカビが生える恐れがあるため、早急に荷解きを済ませるほうが良いでしょう。

余裕をもって準備する

引越しの際にはさまざまな作業を並行して行わなければならず、準備が遅れるほど精神的にも肉体的にもストレスを感じやすくなります。なかには期限が定められている手続きもあるため、期限内に手続きせずにトラブルになることがないよう余裕を持って準備を進めることが大切です。

例えば旧居の管理会社・貸主への解約通知は「賃貸借契約書」に明記された期限までに送る必要があります。そのほか役所関係の手続きやライフラインの変更に関しても期限が定められているケースが多く、もしも手続きが遅れると新居での生活をスムーズにスタートできません。

「期限にさえ間に合えば良い」と後回しにすると、直前に睡眠時間を削って作業しなければならなくなったり、ミスによってやり直す箇所が出て余計な時間がかかったり、普段の生活にさまざまな支障が生じます。そのような大変な状況に陥ることがないように、ひとつひとつの引越し作業を早めに進めていきましょう。

引越しでやること一覧

引越しでやるべきことは、以下でご紹介する11項目に分けられます新居と引越し日が決まったら、おおよそ引越し日の3週間程度前から準備を開始しましょう。前述の通り、期日が近づいて作業期間が短くなるほど精神的にも肉体的にも疲労を感じやすくなります。最初におおまかな流れを掴み、余裕を持って取り組むことが大切です。

引越しでやるべきこと
1各種契約の解約、変更手続き
2役所等への届け出
3引越し業者選び
4不用品の処分
5梱包資材の準備
6新居のレイアウト検討
7荷造り
8旧居・新居の清掃
9引越し当日の段取り
10近所への手土産選びと挨拶
11引越し後の後片付け

各種契約の解約、変更手続き

旧居の解約手続き

賃貸物件にお住まいの方は、「賃貸借契約書」に記載された期限内に管理会社や貸主へ退去連絡(解約通知)を行います。連絡は口頭ではなく、郵送やFAXといった書面形式が一般的です。退去日の1~2ヶ月前までに連絡が必要とされている場合が多いですが、物件により異なるため事前に確認しておきましょう。

ちなみに旧居の退去日と新居の契約日が重なると、「二重家賃」の支払いが生じる恐れがあります。二重家賃の発生を少しでも回避するために、新居の入居日は退去日を考慮したうえで決定するようにしましょう。もしも住居のほかに駐車場を借りている場合は、あわせて解約手続きを行います。

ライフラインの手続き

※地域ごとに手続き方法が異なる場合があるため、必要に応じて各地域の電力・ガス会社や水道局のホームページにて詳細をご確認ください。

引越しの際には、電気や水道、ガスの手続きも必要です。引越し当日からスムーズに利用するために開始手続きを優先する方が多いかもしれませんが、旧居の停止手続きも忘れずに行いましょう。

万が一手続きを忘れていると、引越し後も旧居のライフライン費用を請求される恐れがあります。電話またはインターネットから停止・開始の手続きを行えるサービスが一般的なので、退去日・入居日が決まったら早めに行うことが大切です。

その他の手続き

旧居で使用中の固定電話やインターネット回線・プロバイダーの契約を継続したい場合は、移転手続きを行います。一部の回線業者では、サービス対応エリアを東日本と西日本で分けている場合があり、もしも異なるエリアへの引越しとなる場合は契約のし直しや手数料が発生することがあるので注意しましょう。

また、クレジットカード会社や新聞の配達先、保険会社、銀行、NHKの支払いなどにおいても、引越しに伴う住所変更手続きが必要です。少しずつ進めても良いですが、忘れそうで不安な場合には一気に手続きを済ませることをおすすめします。

役所等への届け出

※詳細は自治体によって異なるため、必要に応じて事前に各自治体にお問い合わせください。

現住所と異なる市区町村へ引っ越す場合

住民異動届 ペン

現住所と異なる市区町村へ引っ越す場合は、まずは旧住所における管轄の役所にて「転出届」を提出し、「転出証明書」を受け取ります。その証明書を新住所管轄の役所に持参し、「転入届」を提出しましょう。

「転出届」は引越し予定日の14日前~転居後14日以内、「転入届」は転居した日から14日以内が届け出期間です。引越し後に旧居近くまで出向くのは大変なので、転出届は引越し日2週間前~1週間前までに提出するようにするのがおすすめです。

現住所と同じ市区町村へ引っ越す場合

現住所と同じ市区町村へ引っ越す場合は、引越し後14日以内に「転居届」を提出するのみです。引越し後は荷解きなどで忙しくなるため、期日を過ぎないよう注意しましょう。

子どもの転校手続き

家族に学校へ通う子どもがいる場合には、引越しの日程が決まった段階で担任の先生に報告しましょう必要な書類や手続きについては、同じ市区町村内への転校なのか、さらには公立か私立かによっても異なります。

●同じ市区町村内の「公立学校」に転校する場合の必要書類と転校手順

①現在通っている小学校に転校の旨や新住所、転校先を伝えて、「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行してもらいます。

②役所に「転居届」を提出する際に、上記の「在学証明書」を提示します。

③役所から「転入学通知書」を受け取ります。

④転校先の学校へ「在学証明書」・「教科書給与証明書」・「転入学通知書」を提出します。

●ほかの市区町村の「公立学校」に転校する場合の必要書類と転校手順

①現在通っている小学校に転校の旨や新住所、転校先を伝えて、「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行してもらいます。

②現在の役所に「転出届」を提出します。

③引越し後14日以内に新住所管轄の役所で「転入届」を提出し、新しい住民票を発行してもらいます。

④新住所管轄の役所に住民票と在学証明書を提出して、「転入学通知書」を受け取ります。

⑤転校先の学校へ「在学証明書」・「教科書給与証明書」・「転入学通知書」を提出します。

●私立小学校に転入する場合の必要書類と手順

①転校を希望する小学校に問い合わせをし、「転校できるかどうか」の条件を確認します。

②試験や面接に出向きます。合格したら現在の小学校に転校の旨を伝えます。

③転校先の学校に転校に必要な書類について確認し、準備を進めます。

④転校先の学校へ必要書類を提出します。

学校の転校手続きについてはこちらの記事をご覧ください。

郵便物の転送・転居サービス

郵便局には、旧住所に届く郵便物を新住所に無料で転送してくれるサービスがあります。郵便局の窓口に「転居届」を出す方法と、インターネットの「e転居」でも手続きを行えます。

転送期間は手続きから1年間が基本ですが、更新も可能です。この手続きを忘れると大切な郵便物が旧居に届くリスクがあるため、ひと手間ではありますがきちんと手続きしておきましょう。

引越し業者選び

引越し業者選びの最初のステップは、見積り依頼です。複数の業者を比較検討して決めたい場合には、引越し予定日の約1ヶ月前までに見積りを依頼しておきましょう。なお、料金は荷物量により異なります。見積りを依頼する際に、大型家具・家電の量やダンボール箱数の目安など、だいたいの荷物量を伝えておくと良いでしょう。

引越し業者を早めに手配するメリットとしては、自分の希望日に予約しやすくなる、割引キャンペーンが利用できるなどが挙げられます。ちなみに3月中旬~4月上旬の繁忙期に引越しを予定している場合は、早めに予約しておかないと作業員の確保ができず、退去日に間に合わないこともあるため注意しましょう。

特に引越し時期や日程が決まっていない場合は、繁忙期以外のタイミングで引っ越すのも一つの方法です。

不用品の処分

引越し前に不用品を処分するメリットは2つあります。

不用品を処分するメリット

・荷物量が減るため、引越し料金を抑えられる
・荷造り・荷解きが簡単になる

荷物が多すぎると、追加料金の発生するオプションプランを選択しなければならないケースもあります。不用品を処分して荷物量を減らせると、引越し料金の削減に繋がるでしょう。また、荷物自体が減ることで、荷造りや荷解きの労力や時間も減らすことにもつながります。

不用品を処分する方法としては、リサイクルショップやネットオークション、フリマアプリなどで売却する方法や、自治体の粗大ごみ、不用品回収業者に回収を依頼するといった方法があります。ただし、ネットオークションやフリマアプリは購入者が見つかるまで時間がかかったり、リサイクルショップは買取不可の場合があったりします。また、繁忙期の場合は自治体の回収予約が埋まっている可能性もあるため、早めの連絡が必要です。

梱包資材の準備

引越しの際に、必要な梱包資材は主に6つです。

必要な梱包資材

・ダンボール
・ガムテープ
・養生テープ
・緩衝材(エアクッション)
・新聞紙
・ビニール袋

荷造りに備えて、近くのホームセンターやコンビニ、スーパーなどで購入しておきましょう。なお、一般的に引越し用のダンボールは引越し業者から無料で提供してもらえるケースが多くみられます。ただし、業者や利用するプランによって枚数は異なり、一定枚数を超える場合は追加費用がかかる場合がある点に注意が必要です。

引越し業者に見積り依頼を行う段階などで、ダンボールの無料配布が可能な枚数や、追加購入する際の費用を確認しておくと良いでしょう。大手引越し業者数社における無料配布ダンボールの枚数は、10~50枚と幅があります。必要となるダンボールの数は家族構成や荷物の量によって異なるため、ある程度必要な数を見定めたうえで引越し業者を選ぶようにしましょう。

もしも自分でダンボールを用意する場合は、通販やホームセンター、引越し業者の営業所などで購入できます。また、スーパーやドラッグストア、コンビニ、ホームセンター、家電量販店などでは商品を梱包していたダンボールが置いてあることが多く、そのような無料配布しているダンボールを利用するのもよいでしょう。店頭には置いておらずバックヤードに保管している場合もあるため、譲ってもらえるかどうか店員に確認してみることをおすすめします。

新居のレイアウト検討

新居の内見時などに、お部屋の寸法や玄関・廊下・ドアの幅などを測りながら家具・家電のレイアウトを考えておきましょう。そうすることで、以下のようなメリットがあります。

新居のレイアウトを検討しておくメリット

・引越しへ向けた買い物がしやすくなる
・サイズの大きい荷物の搬入可否がわかる
・引越し業者に大型家具や家電を希望の場所に設置してもらえる

特に冷蔵庫やソファ、ベッドなど、サイズの大きい家具・家電がきちんと新居に入るかどうか確認できる点が大きなメリットです。また、間取り図を確認して事前に家具や家電のレイアウトを決めておけば、搬入した大型家具や家電を引越し業者に設置してもらうことができます。大型家具・家電の設置は身体的に非常に負担がかかるため、ぜひ引越し業者に指示をしながらスムーズな搬入を目指しましょう。

荷造り

引越しで荷造り作業を行う際は、荷物を以下の2種類に分けましょう。

荷物の分け方

・あらかじめ梱包できるもの
・当日も使う予定のあるもの

あらかじめ梱包するものとは、使用頻度が低いものや、すぐに使わないもの、重いものなどを指します。たとえばシーズンオフの洋服やお客様用の食器、非常用食品、本などです。一方、引越し当日に必要になる着替えや貴重品、新居の鍵、洗面用具、掃除用品などは梱包しないように、別に保管しておきましょう。

荷物をダンボール箱に詰めたら、上面に油性ペンで中身を明記しましょう。さらに新居の間取り図に番号を振っておき、ダンボール箱に運搬する部屋の番号を書いておくことで効率的に搬入作業を進めることができます。

荷造り作業は引越し日の1ヶ月前頃から行い、遅くとも当日の2~3日前までにはだいたい終わらせておくと良いでしょう。

旧居・新居の清掃

旧居の清掃は部屋の「原状回復」に繋がるとともに、管理会社や貸主に感謝の気持ちを伝える意味もあります。荷物を搬出したら、退去前までに丁寧に清掃しましょう。

新居に到着したら、まずは換気を行うことがポイントです。荷物を搬入する前に空気を循環させることで、風通しを意識した家具・家電の配置に役立ち、ほこりっぽさを軽減できるなどのメリットがあります。その後、床や壁の拭き掃除をしてから荷物を搬入できると荷解きを気持ちよく進められます。

荷解きを引越し当日にすべて完了することは難しいため、優先度の高いものから計画的に処理しましょう。できるだけ早く荷解きを完了できるとスムーズに新居での生活へと移行しやすいため、引越し後1~2週間以内に終わらせることを目標にしてみてください。

引越し前日〜当日の段取り

引越し当日には、以下の段取りで作業を進めていくと良いでしょう。

  • 冷蔵庫・洗濯機の水抜き

引越し前日には、冷蔵庫と洗濯機の水抜きを行います。まず冷蔵庫はコンセントを抜き水受けに溜まった水を捨てて完了です。洗濯機は蛇口を閉めた状態で1分間ほど回し、給水ホースと排水ホースの水を抜いてからホースを取り外しておきます。

  • 当日使ったものの梱包

引越し当日の朝に使用したものを最後にまとめてダンボール箱に詰め、梱包します。引越し直前に梱包したものは新居でもすぐに使うケースが多いため、わかりやすいところに搬入しましょう。

  • 引越し業者への指示

搬出時にどの荷物から運び出すか、また搬入時に家具や家電をどこに置くかなど、代表者が引越し業者に指示を出します。

  • ライフラインの開栓

電気・水道の手続きは事前に済ませた場合、当日行う作業は基本的にありません。電気のブレーカーを上げて水道の元栓を開ければ、新居でもすぐに利用できます。

ただし、ガスの開栓手続きには立ち会いが必要です。場合によっては精算も必要となるため、料金の支払いがあるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。

  • 引越し費用の精算

引越し費用を精算するタイミングは、業者により異なります。一般的には現金払いで作業開始前に支払うケースが多いものの、なかには銀行振り込みで精算するケースや後払いのケースもあるため事前に確認しておきましょう。

近所への挨拶

特に一人暮らしの場合など、「ご近所付き合いをしたくない」という方もいるかもしれません。しかし、引越し作業で音が出たり通路が一時使えなかったりと、近隣の方や同じアパート・マンションの方に迷惑をかける可能性もあります。

できれば引越し作業が始まる前に近所を訪問し、一言挨拶をしておいた方が無難です。その際にはちょっとしたタオルやお菓子などの粗品を持参すると、より良い印象を与えられるでしょう。

引越し後の後片付け

荷解きが完了したら、梱包に使用したダンボールを片付けます。ダンボールの処分方法には、以下の4つがあります。

使用したダンボールの処分方法

・自治体に回収してもらう
・引越し業者に処理してもらう
・自治体やスーパーなどが設置する専用の回収箱に捨てる
・古紙回収業者に回収してもらう

上記のなかで最も一般的なのは、資源ごみとして自治体に回収してもらう方法です。回収日はお住まいの地域によって異なるため、ルールに従って適切に処分しましょう。

気苦労となる引越しトラブルの例

最後に、引越し時によくあるトラブル事例をご紹介します。実際に起こりうるトラブルを把握して対策をしましょう。

運搬中に家電・家具が破損した

引越し業者の荷物の運び方や梱包の仕方が乱雑だったことにより、家具や家電など荷物が破損するトラブルはゼロではありません。例えば「テレビの電源が入らない」「パソコンの画面が映らない」「テーブルに傷が付いている」などが挙げられます。

そのような場合、基本的には業者側の責任で修理対応となりますが、外傷のない家電の故障は補償の対象外となる場合もあります。もしも引越し業者の過失によって家電・家具などが破損した場合は、引越し日から3ヶ月以内に引越し業者のカスタマーセンターやお客様相談窓口へ問い合わせましょう。なお、3ヶ月以上経つと「標準引越運送約款」に基づき、業者側の責任は消滅するため注意が必要です。

想定外の費用が発生した

引越し当日になり、予期せぬ追加費用を請求されるトラブルも少なくありません。附帯サービスやオプションサービスにかかる追加費用の発生条件は、引越し業者により異なります。見積り以外の支払いがないか、あらかじめ確認しておきましょう。

まとめ

引越しが疲れる理由としては、短期間にさまざまな作業を行わなければならないことが挙げられます。ただし、やるべき作業や期限などをあらかじめ把握し、早めに準備を進めることでストレスを軽減できるでしょう。

引越し準備がスムーズなほど、新生活も早く快適になります。ぜひこの記事を参考に、効率的な引越し準備を行ってください。